こんにちは。ぽんです。
大槻さんは”何かを持っている”のでしょうか?そう疑いたくなる程の2試合連続の劇的なアディショナルタイム弾…
躍動感が少しずつですが戻ってきた試合を弾みに、いざ反撃の夏へ…そんな試合にしたい一戦でした。
<スターティングメンバー>
GK 西川
DF 岩波、マウリシオ、槙野
MF 柴戸、青木、宇賀神、岩武、武藤、ナバウト
FW 興梠
SUB 福島、鈴木、山中、長澤、マルティノス、森脇、杉本
スタメンの変更は1人。マルティノスに代わってアンドリュー・ナバウトがシャドーの位置で起用されます。
前半:久々に見た、連動と崩した形
1-1
浦和:31分 宇賀神
鳥栖:18分 安
立ち上がりからくさびの縦パスを入れて、起点を作って攻撃を仕掛けようという意図は見えたと思います。
マウリシオや岩波から何本か縦に入れたシーンがありましたからね。
ただ、ほとんど鳥栖の守備網に引っかかっていたのが気がかりでしたが…
それでもうまく繋がったシーンではシュートまで持っていきました。
マウリシオ→柴戸→ナバウト→興梠と繋いだシーンは惜しかったですね。最終ラインから繋いでシュートまで持っていけたのは、ポジティブに捉えて良いと思います。
しかし、先制点は鳥栖に奪われます。
左サイドで起点を作られると(前半を通してここで起点を作られていたのは気になりました)クロスを安に合わされて失点…
ウガの背後から飛び出していたので、対応が遅れてしまいましたね。チームとしての失点です…
それでも浦和がひさびさに見せる”連動”から同点ゴールが生まれます。
相手クリアボールに競り勝つと武藤が起点を作り右サイドへ展開。岩武くんにボールが渡るとクロスを上げる瞬間、エリア内には「興梠・武藤・青木」の3人の姿が。
岩武くんは中央を選択してクロスを上げると、中央の武藤・興梠が連続でスルー。ボールは逆サイドでフリーになっていたウガの下へ。
ウガが落ちついて、右足を振り抜くとボールはサイドネットを揺らしてゴール!!
同点に追いつきます。
前半は追いついて終了。前半終了間際には武藤の強烈ミドルなどもあり、悪くない雰囲気で終えます。
後半:チャンスの匂いがなくなった…だが不意にきた歓喜の瞬間!
2-1(1-0)
浦和:90分+3分 興梠
後半立ち上がりは浦和が左サイドからチャンスを作ります。
ウガのクロスが合えば…というシーンが2度ほどありましたが活かせず。すると後半10分すぎ(長澤投入後?)から徐々に鳥栖ペースになります。
ハイライトはカウンターを仕掛けようとした浦和が中盤で鳥栖の守備網に引っかかり、鳥栖が逆カウンターを仕掛けたシーン。
槙野があっさりと交わされ(めずらしい…)、完全にシュートを流し込まれたかと思いましたが、岩波が執念でブロック!!
ナイスカバーでした。
そこからは鳥栖ペースで時間が進みます。
鳥栖は出場が不透明だったトーレスも入れてより攻勢に出てきました。浦和に守備ラインがかなり深くなってしまった印象です。
浦和は残り10分というところで、柴戸に変えてマルティノスを投入。
そしてこれが最後に実を結びます!
アディショナルタイムも残り1分。鳥栖のクロスボールをなんとか跳ね返したボールがマルティノスの下へ。
マルティノスはボールを拾い、一人交わしてドリブルを開始。持ち味の推進力を発揮してボールを持ち運びます。
そして右足アウトで出したパスは鳥栖のDFの足に当たると不規則にバウンド…これが、ストライカーのポジション取りでフリーになっていた興梠の下へ!
冷静に振り抜いたシュートはネットを揺らし、川崎戦に続いて劇的なアディショナルタイム弾!!
試合はこのまま終了し、見事に勝ち点3を獲得しました!
次回:vs蔚山現代(ACL ROUND16 1stLeg)
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劇的なアディショナルタイム弾で勝利を挙げた浦和。
内容はまだまだ改善が必要ですが、良い所に目を向ければ攻撃の躍動感が出てきた点や興梠の孤立するシーンが減ってきたのが嬉しい限りです。
大槻さんもまだまだというコメントは残しているので、今後も右肩上がりで伸びていくのを期待したいです。
さあ、次回は再びアジアの舞台。ホームで迎えるACL ROUND16 「蔚山現代」との1stLegです。
この鳥栖との試合がひとつの目安になるかもしれません。韓国勢の特徴であるガツガツくる相手に対して、プレースタイルが似ている鳥栖と闘えたのは好材料だと思います。
まずは1点!そして無失点。
アジアで浦和の強さを見せつけてほしいと思います。
ではまた。